2013年03月21日
授乳キャンプ始まってます!!

朝10:00から夕方4時まで、助産師と一緒に何度も何度も授乳の練習を繰り返します。
♪ 母乳はひとりひとりの赤ちゃんにとってオーダーメイド
たとえば早産で生まれた赤ちゃんのママの母乳は、小さな赤ちゃんの成長に必要なタンパクや
ナトリウムなどがたくさん含まれていることもわかっています。
♪ 赤ちゃんを感染から守る
母乳には、免疫グロブリンなどの赤ちゃんを感染から守るものが入っています。
母乳を飲んでいる赤ちゃんでは、飲んでいない赤ちゃんに比べて下痢や腸炎などの病気が64%も
少なく、気管支炎や中耳炎、風邪などの病気も35~75%も減少させると言われています。
♪ 栄養満点
赤ちゃんの消化力に負担をかけず、アレルギーの原因となる抗原性が低いこともわかっています。
また、鉄分、ミネラル、ビタミン等は人工乳にも含まれますが、母乳の場合には腸への吸収効率が
はるかに高いと言われています。
しかも母乳で育った赤ちゃんは将来肥満になりにくく、母乳に多く含まれるDHAなどは神経の発達に
効果があり、赤ちゃんの健康を守るうえで大切な役割をはたします。
♪ 濃厚なスキンシップ
一日に何度も行われる授乳で、ママと赤ちゃんはたくさん簡単にスキンシップができるので、
母子関係や赤ちゃんの情緒面での発達に良い影響を与えます。
また、母乳分泌にかかわるオキシトシンやプロラクチンというホルモンは、母性愛を育むホルモン
であるとも言われ、子育ての困難から母親を守ってくれます。
♪ ママの身体をサポート
母乳分泌にかかわるホルモンは、子宮の回復を助けたり、早すぎる妊娠を避けたりする
働きがあります。
そして、妊娠中に蓄えられた余分な脂肪を使って母乳をつくりだすため、プロポーションの回復にも
役立ちます。
9:30集合
赤ちゃんの体重測定や乳房の状態などのチェックと授乳状況についての問診を行います。
9:30~12:00
まずは、赤ちゃんが助産師の介助でお母さんのおっぱいを飲む練習。
赤ちゃんの飲み方の癖によっては、舌のトレーニングも合わせて行います。
せっかちで泣いてばかりいる赤ちゃんは、お母さんのおっぱいにチューブを貼りつけて、
ミルクを流しながら おっぱいを吸わせます。
休憩時間は、一緒に参加しているお仲間ママとおしゃべりタイム☆
12:00
ひと休み。
ランチタイムは、スタッフも一緒に女子会です。
13:00~16:00
次のステップは、ママが赤ちゃんにおっぱいを吸わせる方法を練習します。
午前中におっぱいを吸うことを練習した赤ちゃんは、ママの慣れない手つきの介助でも
上手におっぱいを吸ってくれるようになります。
16:00 終了
自宅へ帰ってからの過ごし方などをお話しして終了です。
*赤ちゃんが泣き叫んでおっぱいを吸ってくれない方
*乳首が短い、扁平などの理由で赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれない方
*赤ちゃんがおっぱいに吸いついてもすぐに外してしまう方
*乳頭混乱と言われている方
*授乳の姿勢や赤ちゃんの支え方が上手にできない方
※他の病院、診療所、助産院で出産された方も利用できます。
産後できるだけ早い時期の参加が効果的です。
★日時 : 毎週火曜日 9:30~16:00
* 7:00~20:00までの延長が可能です。
★内容 : 授乳の練習!!!
乳房のお手当の仕方の指導
★料金 : 15000円
* 時間延長、オイルマッサージ、乳房マッサージ、夫の沐浴指導は追加料金となります。
★料金 : 富士市宮島1062-8
地図はこちら

2013年03月18日
上手な舌使い アカンべぇ

生後半年近くになると、物まね遊びが上手になってきます。
今日は、外来にきた赤ちゃんと物まね遊び(≧∇≦*)
舌をべぇ~と出しているのがかわいくて、舌を出すたびに、「あっかんべえ~」と声をかけていたら、だんだん「あっかんべえ」と言うとやってくれるようになりました。
あっかんべえヾ(^v^)k
おっ、さすが母乳っ子!!!
舌がロールしています☆
舌をくるりんってロールして、ママの乳首を巻き込んでおっぱいは飲むんです(*^^)v
これができずにママのおっぱいに吹いつけない場合は、舌使いのトレーニング次第で飲めるようになりますよ♪♪
2013年03月08日
おっぱい沢山でてたんだぁ

赤ちゃんがよく泣く
何回も母乳を欲しがる
ミルクを飲ませるとグイグイ飲み干す
母乳がにじんで出てこない
そんな理由で母乳が足りていないのではないかと不安になってしまうママがいっぱいいます。
「おっぱいを一日に何度も何度も欲しがって、はずすとすぐに泣いて、ためしに自分で絞ってみたらちょっとしかにじんでこない。母乳が足りないんだと思うから、昨日からミルクの量を増やしました。」
赤ちゃんが泣くと、無理に母乳にこだわるのがかわいそうに思う気持ち、良くわかります。
でも、赤ちゃんの体重を量ってみいたら一日に60g近く増えていて、あらぁ~~~(^_^;)
「全然母乳不足じゃなかったね」
こんな状態を母乳不足感!と呼びます。
母乳が足りているかどうかの判断をするのには、正確には赤ちゃんの体重の経過をみていく必要があります。
体重は、毎日測定してもあまり意味がないので、毎日のチェックとしてはおしっこの回数が極端に減っていないかをチェックします。
おしっこの回数が極端に減った場合には、早めに医師や助産師と連絡をとりアドバイスを受けます。
でもそうでなければ、週に1回くらい体重をチェックして、その時点で体重増加が悪かった時に軌道修正すれば大丈夫。
産後の赤ちゃんの体重の増え方ですが、、、
産後にお母さんの母乳が本格的に出始めるのは、お産後3日くらいしたころから。
なので、赤ちゃんは、生まれてからしばらくの間は体重が減ります。
だいたい出生時の体重より7~10%位減るのが一般的で、生後10日~2週間くらいでやっと生まれた時の体重に戻るのが普通。
その後は、一日18~30g位体重が増えていれば母乳を十分に飲めていると判断できると言われています(Unicef/WHO)。
体重の増え方がこの値に満たない場合には、まずは授乳の回数を増やしたり、赤ちゃんに本気で吸い付いてもらえるように工夫をしたり、抱き方や赤ちゃんの舌のトレーニングをして正しく飲めるようにしたりというお手伝いが必要 !!!
ママやご家族だけで母乳が足りているかを考えていくのは、不安も多いと思います。
産後母乳育児がのってくるまでは、母乳育児をサポートしている医師や助産師と一緒に頑張っていくのが近道ですね。