あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします♪
＜三女作。こんな助産師になれるように精進いたします＞
今日、本年度初のママと赤ちゃんが助産所に来院☆
新年早々、とっても、と～～っても嬉しい出来事が起こったので紹介しちゃいます♪♪
今日来てくださったのは、12月末に初めて外来を受診してくださったママと赤ちゃんです。
まもなく生後2か月になります。
ママのおっぱいは、とってもたくさん出るのですが、
赤ちゃんがおっぱいに吸いつくことができずに、
出産した病院で紹介されたニップルシールドを使ったりしましたが、
それもいまいち・・・
哺乳瓶で搾ったおっぱいをあげてきました。
お手伝いをしながら、ママのおっぱいを吸わせようとしたところ、
舌が乳首をとらえることができずに、
ペロッとなめてはそっくり返って怒り出してしまいます。
そこで、哺乳瓶の使用を中止して、
フィンガーフィーディングと言ってママの人差し指に細くて柔らかいストローを付けて
搾った母乳を飲ませてもらう練習をすることにしました。
その後12月31日大晦日の大特訓☆
指を吸わせると、少し舌を巻きつけるようになりました。
でも1~2口飲んでは、そっくり返り
ギャー
ママのおっぱいにストローを貼りつけて再度チャレンジするも
今度はタヌキ寝入り、、、そして一口吸ってギャー
2時間粘りましたが、その日はそこまで
フィンガーフィーディングの際の指の角度や口への入れ方を微調整して練習を重ねてもらいます。
そして、本日☆
1~2口吸ってギャー・・・
でも、ママのおっぱいに吸い付こうとする仕草が見られるようになってます！
前回使ったストローより少し柔らかいものに変えてみました。
すると、
ヤッター。。。上手に吸い付けました(*^。^*)
赤ちゃんの泣き声に、ママは胸が張り裂けそうだったに違いありません。
でも、吸うことができるんだって信じて頑張ったママは本当にすごいと思います。
よかった。
このまま、おっぱいを吸ったら美味しい母乳が出てくるって覚えてくれますように。。。
まだまだ、一進一退ではあると思いますが、
これならきっと、ママのおっぱい大好きBabyになるに違いない(^^♪
なんて素敵な新年のスタートでしょう。
『乳頭混乱』
哺乳瓶の吸い方になれてしまって、ママのおっぱいを吸えなくなってしまう事です。
耳慣れない言葉かもしれませんが、実はたくさんのママと赤ちゃんが悩まされているのです。
産まれてから日にちが経てば経つほど、練習するのが難しくなります。
「始めは上手に吸うことができなくても、そのうち吸えるようになるよ」
確かにそんな人も中にはいるかもしれません。
でも、安易にそんなことを言ってほしくはないって、、、、
吸いたくて吸いたくて仕方がないママのおっぱいをくわえる方法がわからなくて、
真っ赤になって泣きじゃくる赤ちゃんをみると思います。
「乳首がちょっと短いから、ニップルシールドを使うといいよ」
そんな方法に簡単に頼らせて、
大切な時期に授乳を練習する機会を奪わないでほしいって思います。
産後の入院中に赤ちゃんがママのおっぱいを直接吸うことができない場合には、退院してすぐから、授乳をしっかり見てもらえる所で継続して支援してもらいましょう。
ママと赤ちゃんを辛い状態に追い込まないように、、、
困っているママと赤ちゃんを見つけたら、
「それは乳頭混乱かもしれないよ」
一刻も早く練習に取りかかろう！！！
そうアドバイスしてあげてくださいm(__)m